不動産会社の繁忙期は、一般的に入学・就職・転勤のタイミングに合わせた「1月〜3月(春)」と、春の引っ越しシーズンで動かなかった需要が再び動き出す「9月〜10月(秋)」といわれています。買い手にとっての繁忙期は、実は売る側にとっても物件が比較検討されやすい時期にあたります。空き家や実家の売却を考えている方に向けて、タイミングの考え方を整理しました。
1. 買い手が多く動く時期は、売る側にもメリットがある
1月〜3月、9月〜10月は、多くの物件が市場に出回ると同時に、買い手側も積極的に物件を探している時期です。売却活動をこの時期に合わせて始めると、内見の申し込みが入りやすく、比較検討の対象になりやすいというメリットがあります。逆に6月〜8月、11月〜12月は市場が落ち着くため、価格交渉に応じてもらいやすい半面、買い手の動き自体は緩やかになる傾向があります。
繁忙期:1月〜3月(入学・転勤シーズン)、9月〜10月(秋の引っ越しシーズン)/閑散期:6月〜8月、11月〜12月
2. とはいえ、空き家・相続不動産の売却に「絶対のタイミング」はない
繁忙期に売却活動を始めるメリットはあるものの、空き家や相続した実家の売却では、季節性よりも優先すべき事情があるケースが少なくありません。たとえば、次のような場合は時期にこだわりすぎず、早めに動き出すことをおすすめします。
- 相続税の申告・納付期限(相続開始から10か月以内)が近づいている
- 空き家のまま放置すると固定資産税の負担が重くなる
- 管理の手間や近隣とのトラブルリスクが気になっている
- 住宅ローン金利の上昇で、保有し続けるコストが増えている
繁忙期を待つ間も、空き家であれば固定資産税や管理の手間は発生し続けます。売却を検討し始めた段階で査定を受け、実際に動くタイミングは査定結果を見てから判断するという進め方も選択肢のひとつです。
3. 査定から売却完了までの期間の目安
仲介での売却は、査定から契約・引き渡しまで数か月程度かかるのが一般的です。一方、買取の場合は、現況のまま短期間での売却が可能なケースもあります。相続税の申告期限など、売却を急ぐ理由がある場合は、仲介・買取それぞれの期間の目安を早めに確認しておくことをおすすめします。
まとめ
不動産の売却は、買い手が動く1月〜3月・9月〜10月に合わせて進めるとスムーズになりやすい一方、空き家や相続不動産の場合は季節性以上に優先すべき事情があることも多くあります。まずは今の資産価値を査定で確認し、ご自身の状況に合ったタイミングを検討してみてください。
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よくある質問
不動産を売るのに適した時期はありますか?
買い手の動きが最も活発になるのは1月〜3月と9月〜10月といわれています。ただし空き家や相続不動産の売却では時期を問わず進められるケースも多く、まずは査定から現状を把握することが大切です。
売却を決めてから実際に売れるまで、どのくらいの期間がかかりますか?
仲介の場合は査定から契約・引き渡しまで数か月かかるのが一般的ですが、買取の場合は現況のまま短期間での売却が可能です。急ぐ理由がある場合は早めに査定を受けて選択肢を把握しておくことをおすすめします。