「コスパ」「タイパ」に続き、最近注目されているのが「メンパ(メンタルパフォーマンス)」という価値観です。心地よく過ごせること、心が安定し前向きな気持ちで毎日を送れることを大切にする考え方で、効率だけでなく「心の豊かさ」を重視する住まい選びの視点として広がりつつあります。

1. なぜ「自分だけの空間」が求められているのか

共働き世帯の増加や在宅ワークの普及により、仕事と家事、家族との時間が同じ空間に重なりやすくなっています。気持ちの切り替えが難しく、ストレスを感じるケースも少なくないことから、「リビングの延長」ではない、自分だけの時間を過ごせる空間へのニーズが高まっています。近年の新築住宅では、書斎などの独立したパーソナルスペースを設ける工夫が注目されていますが、建築費や地価の高騰もあり、新築で十分な部屋数を確保するのは簡単ではありません。

💡 実家・空き家には、もともと「部屋数の多さ」という強みがあります

昭和〜平成に建てられた戸建て住宅は、現代の新築住宅と比べて部屋数が多い間取りであることが少なくありません。この「部屋数の多さ」は、書斎やワークスペースなど、自分だけの時間を過ごせる空間を求める今の買い手ニーズと相性が良い場合があります。

2. 「古い家」ではなく「部屋数に余裕がある家」という見方

実家や空き家の売却を考えるとき、「古いから」「今の暮らしに合わないから」と資産価値を低く見積もりがちですが、部屋数の多さや、フロアが分かれた間取りは、今の新築住宅にはない強みとして評価される可能性があります。リフォームをして「メンパ空間」として活用したい買い手にとっては、間取りに余裕のある中古住宅の方が理想に近いケースもあります。

まとめ

「メンパ」という価値観の広がりは、実家や空き家が持つ「部屋数の多さ」という特徴を、あらためて見直すきっかけになります。古いから、今の暮らしに合わないからと決めつけず、まずは査定でその物件がどのような買い手層に評価されるかを確認してみてください。

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